歯周病~気づかないうちに進行しています~

歯周病は歯を失ってしまう可能性がある怖い病気です

歯周病は歯を失ってしまう可能性がある怖い病気です

日本人が歯を失う原因の第1位、それが歯周病です。この病気の恐ろしいところは、自覚症状がほとんどないこと。そのため、気づいた頃にはかなり症状が進行してしまっているというケースが多くあります。さらに放っておくと、歯を支える顎の骨が溶かされ、歯が抜け落ちてしまい、歯だけではなく全身に影響を与える可能性もあります。大切な歯を失わないために、さいたま市大宮区の歯医者「井上歯科医院」とともに歯周病の治療・予防を行いましょう。

月1回のブラッシング指導で歯周病管理

月1回のブラッシング指導で歯周病管理

当院では歯周病の程度にかかわらず、歯周病の患者様全員に対して月に1度、専門の知識を持った歯科衛生士がブラッシング指導を行っております。なぜなら、歯周病は治療後の管理(メンテナンス)が非常に重要となります。
お口の中が人それぞれなのと同じように、歯みがきの方法も人それぞれです。そのため、通院中に正しいブラッシング方法を覚えていただき、歯周病の悪化や虫歯の再発防止につなげています。

歯周病になりやすい生活習慣

以下のような生活習慣を続けていると、歯周病の発症リスクが高まるとされています。歯周病は生活習慣病の一つとも言われていますので、心当たりのある方は改善に努めましょう。

喫煙 間食
喫煙 間食
タバコの煙にはさまざまな有害物質が含まれています。これが歯ぐきや口腔内の粘膜に吸収されると、歯周病の進行を促してしまいます。 間食をすると口腔内に糖分が常にある状態となり、それを栄養分として歯周病菌の働きが活性化するので、歯周病の進行につながってしまいます。
食べ物の丸飲み ストレス
食べ物の丸飲み ストレス
食べ物の丸飲みは咀嚼(そしゃく)の回数が減るため、唾液の分泌量が少なくなり、お口の中の自浄作用が低下します。口腔内の乾燥は細菌の増殖を招くため、同じく歯周病を進行させる原因となります。 ストレスや疲れは免疫力の低下につながります。そのため、歯周病菌への抵抗力が下がり、歯周病を発症しやすくなってしまいます。免疫力が下がる30代以降の方は特に注意が必要です。

歯周病リスクをチェックしましょう

歯周病リスクをチェックしましょう

現在、日本の成人の約8割が歯周病にかかっている、もしくはその予備軍であると言われています。あなたに歯周病の症状がないか、セルフチェックをしてみましょう。以下の中から当てはまるものがいくつあるか、かぞえてみてください。

歯と歯の間隔が最近広がった気がする
食べ物が以前より歯に挟まりやすくなった
硬い物を噛んだときに歯ぐきから出血があった
ブラッシング時に歯ぐきから血が出た
起床時、口の中がネバネバしている
口臭がきつくなったような気がする
歯ぐきがムズムズするときがある
歯ぐきが赤紫色に腫れてしまった
指や舌を使って歯を押すとぐらつく
歯ぐきから膿が出るようになった

チェック0

今のところ問題ありません

現時点では、歯周病の疑いは低いと言えます。健康な状態を保つために、しっかり予防を心がけましょう。
予防やメンテナンスについてはこちら

歯周病の症状と治療方法

軽度の歯周炎

軽度の歯周炎

ブラッシングを行った際に歯ぐきから出血があったり、冷たい物を口にしたときにしみたりします。

治療・処置
ブラッシング指導 ブラッシング指導
患者様一人ひとりに合わせたブラッシング方法について、歯周病管理を得意とするスタッフがアドバイスを差し上げます。歯周病対策の第一歩は、毎日のお口のケアです。
スケーリング スケーリング
スケーラーと呼ばれる専用の器具を使い、ご自宅では取ることのできない、歯の表面にこびりついたプラーク(歯垢)や歯石を除去していきます。
中等度の歯周炎

中等度の歯周炎

指や舌で歯を押すとぐらついたり、歯ぐきが腫れたりブヨブヨした状態になったりします。また、ブラッシング時の出血が多くなり、歯が浮くような感覚や口臭も出てきます。

治療・処置
ルートプレーニング ルートプレーニング
キュレットという器具を使い、歯周ポケットの奥深くにこびり付いたプラーク(歯垢)や歯石を取り除いていきます。この作業を行うことによって歯肉の炎症が改善され、健康な歯肉コントロールができます。
重度の歯周炎

重度の歯周炎

歯ぐきに膿が溜まり、口臭が強くなります。歯を支える顎の骨の大半が溶かされた状態なのでぐらつきが大きくなり、最悪の場合には歯が抜け落ちてしまう可能性もある重篤な状態です。

治療・処置
フラップ手術 フラップ手術
歯ぐきを切開して歯根を露出させ、そこにこびりついたプラーク(歯垢)や歯石を取り除いていきます。また、歯周病菌に感染した組織も同時に除去し、治療後に縫合したら完了です。

>> 治療には局部麻酔を利用します

歯周病に発症や再発を防ぐためにできること 予防歯科についてはこちら 土曜も18:00まで診察 / 大宮駅徒歩10分 / カウンセリング重視